pardotを活用した見込客育成~Emailコンテンツとデザインノウハウ~
pardotを活用した見込客育成~Emailコンテンツとデザインノウハウ~
マーケティングオートメーションを利用する理由の一つとして、
Emailマーケティングで成果を出したい、効率的に実施したい、といったことが
あげられるのではないでしょうか。
そんなEmailマーケティングですが、特にB2Bビジネスにおいては国内でまだ
成功の実感を得ている企業は少ないかもしれません。
弊社が2016年1月に全国のB2B企業のマーケティング・販促企画・広報担当者300名を対象に
実施した調査アンケートでは、次のような結果が出ていました。
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Q.2015年あなたの会社で、売上拡大に最も大きな影響を与えた施策は以下のうちどれですか。
(複数回答) ※n=300
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米国ではB2Bマーケティングの主要施策として活用されている「Emailメールマーケティング」ですが、
今回調査において国内で売上拡大に繋がったと感じている企業はわずかでした。
これを純粋にEmailマーケティングは効果が出にくいと捉えるか、
成功ノウハウが米国に比べ少ないために、本来期待できる効果を出せていないと捉えるか。
実際Emailマーケティングで成功している企業もあり、その差はどこにあるのか。
今回はpardotを活用したEmailマーケティング成功のためのチェックポイントについて
書きたいと思います。
米国で成功している「Emailマーケティング」という“施策”だけを取り入れるのではなく、
国内におけるターゲットセグメント、顧客心理の理解に向けた取り組みが最も重要であることを
ふまえた上でぜひご覧いただければと思います。
pardotで作成するEmailテンプレート
●各テンプレートの活用目的によって使い分けるHTMLとテキストメール
「このテンプレートは何のために作成する予定ですか?」
NewsLetterやイベントの招待用のメールとして活用する場合は
HTMLメールが適しています。
一方、ドリッププログラムやその他「営業担当」からのメールというスタンスで
送信するケースでは、テキストメールの方が好ましいです。
●デザイン性とインパクト
-件名が目を引き魅力的かどうか。
-適切なスペース、レイアウト含め文章が読みやすく、情報が整理されているか。
まずは基本項目としてこれらを見直しましょう。
●CTA(Call To Action)※このメールを読んで何のアクションを起こしてほしいか
CTAを明記し、メール受信者は内容を見た後に何をすれば良いかを想像できるように
することで、内容に満足した後スムーズにアクションをとってくれることでしょう。
●項目のセグメントとレイアウト
項目をカテゴリー分けして分類し、欄を区切る、もしくは箇条書きにするなどして
文章を分解・整理していますか?
長文のメールは読む前にユーザーが疲れてしまいます。
見出しを適切に活用し、一文あたりの文字量を調整しましょう。
また、CTA用の案内は目立たせるため、画像を用いるのも良いでしょう。
●送り主の人物像がイメージしやすい
メールを送っているあなたが誰であり、どのような人物であるか、
また、お問合せ先の連絡先はわかりやすく書かれているかどうかを受信者目線でチェック。
●モバイル対応
pardotでは、標準で用意されているテンプレートの中にレスポンシブレイアウトがあります。
こちらを活用することで、簡単にデバイスごとに最適化されたメールを送ることが可能です。
これらの項目をはじめにチェックしていただき、今後PDCAを回していく上で
改善時の視点としても上記の項目を見直していただくと、より効率的にEmailコンテンツの
精度を上げていけることと思います。
最後に、一つのサンプルではありますが、弊社のサンプルEmailテンプレートも
載せておきます。参考程度にご覧くださいませ。
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