マーケターの必要スキル、SQLをなるべく手軽に覚えよう!② SOQLを触ってみる
前回に続き、今回からSOQLについて説明します。でもその前にそもそもSQLってなんぞ?って話をします。
そもそもSQLとは?
データベースに問い合わせる為の言語です。じゃあここでいうデータベースとは何かというとリレーショナルデータベースという奴です。それって一体何?というとWikipedia曰く
関係データベース(かんけいデータベース、リレーショナルデータベース、英: relational database)は関係モデル(リレーショナルデータモデル、後述)にもとづいて設計、開発されるデータベースである。
なるほどーって感じで関係で関係モデルを見てみるとのっけから
関係モデル(リレーショナルモデル)における基本的な前提は、あらゆるデータは n項(n-ary)の関係(リレーション)で表現されるということである。 数学における関係は二項関係をいうが、関係モデルでは関係の概念を n 項に拡張している(nは0もしくは正の整数)。 一つの n 項の関係は、n個の定義域(ドメイン、後述する)の直積集合の部分集合である。
とか書いてあって思考が完全にストップします。これだけ読んでもややこし過ぎて意味が全くわかりません。至極簡単に説明するとExcelのVlookupでシート同士を結合してるのがリレーションだ、くらいの理解でまずは問題ないです。vlookupで繋がっている複数のExcelのシートを一括で検索、編集、集計出来るコマンド集がSQLという感じです。
じゃあSOQLって?
SOQLはSalesforce Object Query Languageの略です(アルファベット使う言語圏の方はこういうacronym大好きですね。LASERとか確かにカッコいいですけど。)。その名の通り、Salesforce用のSQLになります。Salesforce用とは言え、文法は大体広く使用されているSQLと似ているので、これを触りだけでも使えるようになれば、他のSQLもなんとなしに触れる様になるでしょう。
SOQLの触り方
まずは触ってみないとイメージが湧かないと思うので、早速触ってみます。
(※前提として少なくとも全てのデータの参照権限とAPIの有効化が必要です。
参考URL: https://help.salesforce.com/HTViewHelpDoc?id=code_system_log.htm&language=ja )
コンソールを出す
まずはsalesforceにログインして右上にある自分のアカウント名の所をクリックします。すると開発者コンソールというのが出て来るのでクリック。
すると開発者コンソールが出て来るので、下部のタブのQuery Editorを選択すると、SOQLが入力出来ます。
クエリを実行してみる
まずは試しに簡単なクエリを発行してみましょう。
現時点での細かい説明は省きますが、基本的に文法はこんな感じです。
SELECT [表示するカラム名] FROM [検索したいオブジェクト名] ...
…の後には検索条件が色々入れられますが、そのうち細かく書きます。まずは試しに何も考えず下記のコマンドを打ってみましょう。
SELECT id, name FROM Account
こんな感じで結果が出てきたでしょうか。全ての取引先名とその企業のSalesforce上のIDが表示されました。非常に簡単ですね。次回はもう少し細かくコマンドを解説していきます。
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