Pardotでのランディングページ作成方法と注意点まとめ

Yujiro Hayashi • 2016-07-19

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ランディングページが簡単に作成出来るというのがPardotの強みの一つですが、簡単に作れるからと言って適当に作っていくと後々運用がカオスになったりします。Pardotのランディングページは幾つかのパーツを組み合わせて作っていくので、うまく使えば高速で資料のDLページや問い合わせフォームなどを量産できたりしますが、どこを編集するとどこに反映されるなど、多くなればなるほど把握が難しくなるので事前にある程度運用を設計しておいた方が良いでしょう。設計する為には全体像の把握が必要ですので、ランディングページ作成の工程をまずは確認していきましょう。

ランディングページの全体像

ランディングページとコンバージョン時のページを簡単に図示してみました。この図必要?って話はなしの方向で。


LPの中にフォームを入れて、フォーム入力が完了した時に飛ばすページを設定します。飛ばし先のサンクスページに資料DLのリンクを仕込めば完了です。基本的にはこれだけですが、最初のLP作成時に必要な物として、フォームのレイアウトテンプレート、フォーム自体、ランディングページのレイアウトテンプレート、ランディングページ自体、サンクスページの計5種類作る必要があります。これを上手く使い回せばその分工数が減らせるということです。

作成工程

以下の工程で作るのが一般的かと思われます。

  1. デザイン作成
  2. フォーム作成
  3. ランディングページ作成
  4. サンクスページ作成

一つずつ見ていきましょう。

デザイン作成

まずは全体のデザインを作成します。作りながら考えることも出来ますが、ワイヤーフレームくらいないと、フォームから作る関係上、後でバランスが悪くなったりする可能性があります。ちゃんとデザイナーさんがいる環境であればそういう話はないと思いますが、Web制作チームの人数が少ないところだとそこまでしっかりとした体制がない所も多いでしょう。Adobe Compなんかがあると速いので私は愛用してます。

フォーム作成

ここからが本番です。前工程で作成した部分のフォームのレイアウトだけ作ります。フォーム自体の作成時に項目などは追加するので、本当にレイアウトだけです。htmlで書きます。ここの工程が一番ややこしい気がします。要はフォームを入れる箱と入力するハコのレイアウトを作ってしまうだけなので、簡単と言えば簡単ですが、正直ここのエディタだけを見ながらやるのはなかなかほねが折れると思われます。ではどうするか?

とりあえずフォームのレイアウトテンプレートを適当に進めてConfirm&Save。ページはそのままに、フォームを別窓で作成します。(別窓というのが大事。)最初の方にレイアウトテンプレートを選択する画面があるので。そこで先程作成したテンプレートを選択します。そのまま適当な項目を追加してこちらもConfirm&Save。表示されたフォームのURLを開くと、とても味気ないフォームが画面に表示されていると思います。この状態でフォームのレイアウトテンプレートを設定します。こうする事で、ちょっと変更加えたら先程のフォーム画面をリロードして、反映を確認しながら微修正出来ます。生活の知恵みたいな感じですね。

フォームの調整が終わったら、個別のフォームを作成していきます。フォームも一つで複数のランディングページに適用出来るので使い回しが可能ですが、それをする場合はどのフォームがどのLPと対応しているかわかる様にしておく必要があります。コピーは簡単に出来るのでLPとフォームは一対一対応させるのが個人的にはオススメです。名前もどのLPと対応しているかわかりやすくしておきましょう。

フォームの作成で設定することは多くありません。

  • フォーム上下に入れる文章、もしくはコード
  • フォームで入力させる項目
  • フォーム完了時のリダイレクト先URL、もしくはThankYouコード
  • 完了アクション

以上です。リダイレクト先のURLはランディングページでも設定可能ですが、フォームとLPを一対一対応させるならこちらに入力した方がわかりやすいでしょう。この辺はポチポチクリックしていれば簡単に出来るので問題はないと思います。

ランディングページ作成

フォームが出来上がったら、LPの作成に取り掛かります。まずはフォームと同様テンプレートの作成です。こちらもPreviewで見ながら作成出来なくはないですが、フォームが%%content%%という表記になっている為、イメージがつかみにくかったりします。なので、先程のフォームテンプレートの作成と同様にページを開きながら修正するのが楽です。HTMLとCSSとvariableタグで書きます。googleタグマネージャーやアナリティクスなどを利用している場合はここに書き込んだりします。こちらも1回テンプレート作ってしまえばあとはコーディング不要でどうにかなるので、最初だけ頑張りましょう。

テンプレートが作成出来たら後はLP自体の作成です。決めることは以下だけ。

  • 適用するフォーム
  • 適用するLPテンプレート
  • コンテンツの内容をはめ込む

これだけであれば量産出来そうですね。フォームとかとの対応はこれもしっかり把握出来るようにしておきましょう。これでLP完成です。

まとめ 運用ルールは決めておこう

個人的に1番注意しておくべき部分はネーミングルールを事前にある程度でも決めておくことでしょうか。後になって物が増えてきてからだと既にゴチャゴチャし過ぎて収拾がつかない!ってなりがちなポイントだと思います。どのファイル編集したらどこに反映されるというのは、一応Usageで確認出来ますが、名前でパッとわかるようにしておけば、「あそこのLPのフォームの項目整理したいんだけど〜」に簡単に対応出来ます。

  • 名前はわかりやすく一貫性を持って付ける

以上踏まえて爆速でLPを量産して行きましょう〜

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Yujiro Hayashi
エンジニア/データアナリストZENoffice株式会社
2012年 京都大学卒業 1年間NYでネットワーク/インフラ技術を学び、その後東京の独立系SIerでネットワークエンジニアとしてキャリアを開始。 2015年 ZEN officeにジョイン。 Pardot認定コンサルタント。
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