少人数で運用する時こそ役立つマーケティングオートメーション

Yuki Kawabuchi • 2016-05-01

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弊社がお客様のマーケティング活動をご支援させていただく中で、ご意見として
多いのが、「マーケティング運用を実施するための人的リソースが少ない」といった状況です。

確かに人数が多ければ各キャンペーンごとに担当者が存在し、各種分析、改善提案にも
時間をたっぷりとることができるかもしれません。
また、営業担当者も多数存在する場合は数多くの見込客にアプローチできるでしょう。

ここでは、少人数でも効率的にマーケティング活動を実施し、
効果を出していくためのヒントを書きます。

限られた時間とリソースの中で、マーケティング担当者の仕事を
スムーズかつ簡素化するために、マーケティングオートメーションの活用が役に立ちます。
たった一人でもマーケティング活動が実施できるような多くの機能と能力を持っています。

営業活動に関しても「ホットな見込客に注力できる環境を自動的につくる仕組み」によって
少人数でも売上に繋げることができます。

マーケティングオートメーション「pardot」活用を例に
少人数で効果的なマーケティング活動を実施する方法をご紹介します。

リード(見込客)の選別プロセスを設ける

小さな営業チームの場合、一人一人の活動時間は、
より貴重ですね。

営業担当が自分で見込客を見付けて育成、商談管理まですべて行う場合、
とても膨大な時間と労力が必要となります。
かと言って、マーケティング担当を置いたとしても、絞りこまれない見込客が
次々にパスされると見込が薄い状態の見込客へのアプローチが増え、
注力すべき見込客への対応が手薄になることも考えられます。

そこで、「リードの選別」を自動化することによって
マーケティング担当者及び営業担当の時間を確保することが容易になります。

具体的な方法としては、別記事でご紹介したような「スコア」と「グレード」の活用
によって、最もホットなリードに集中するための環境を作ることができます。

リード(見込客)育成の自動化

小規模なマーケティングチームをの場合、あなたの会社の製品・サービスを
購入する準備がまだできていないリードはもちろん、その他すべてのリードを
管理するのは難しいでしょう。

ここで、「リード育成」の出番です。
リードの育成プログラムにコールドリードを登録することで、
いつも営業担当者と直接話す時間によって教育を受けている内容を自動的に
伝えることができるようになります。

そうすることで、「まだ購入するタイミングではない」見込客を、その理由だけで
逃してしまうことを避けられます。

ソーシャルメディアマネージメント

ソーシャルメディア活用において、複数のソーシャルメディアにアクセスし、
リアルタイムで読者、フォロワーへの対応をするだけでも膨大な時間を要します。
ここで、「ソーシャルメディア投稿管理」機能を持つpardotでは、
pardot画面からLinkedIn、Facebook、Twitterに関してまとめて投稿を行ったり
お客様の反応を見ることができます。
投稿の予約も可能なため、予めセットしておくことであなたの貴重な時間を無駄に
しません。

Email配信と管理

Emailマーケティングにおいて多く活用する「HTMLメール」ですが、
独自の力で作ろうと思うと、そもそもHTMLの知識やある程度のデザイン知識が
必要になります。
しかし、pardotでは、各種デバイスにも対応したレスポンシブテンプレートが
用意されているため、特に専門的な知識がなくても簡単に効果的なメールを作成することが
できます。
(※詳細は別記事でもご紹介しております。)
データベースで管理された見込客は、送りたいお客様を見つけることも容易く、
狙った見込客に響くメールを簡単にお届けできることでしょう。

フォームとランディングページ

WEBから見込客を獲得したい場合、見込客と接触するための「フォーム」が必要ですね。
通常WEBサイトに設置しているフォーム以外にも、イベントやデモ、その他キャンペーンを
実施するたびに用意したいランディングページもあると思います。

そんな時に、毎回WEB担当者に依頼していると時間がかかり、PDCAのスピードが遅くなる
可能性が高くなります。

マーケティング担当者が簡単に手間なく作成できるフォームとランディングページは
あなたのマーケティング活動を、より効率的かつ簡単なものにしてくれます。
pardotを活用することでEmailテンプレートと同じように、ランディングページやフォームも
専門知識なしでつくることができるため、マーケティング活動のさらなる加速化へと繋がります。

アナリストの役割も果たすレポーティング

マーケティングを行う上で重要なのは、当然のことながら費用対効果。
限られた予算の中で、いかに効果的なものに費用を投下し、顧客を獲得する必要がある中で、
「実施したマーケティング活動の効果はどうだったか」の分析は重要かつ多くの時間を要します。
これらの分析をサポートしてくれるものがpardotの「Report」機能。
投資した費用に対して、獲得できた見込客、商談数、成約数が一つのインターフェイスで
確認できます。
そうすることで、次のマーケティング投資の判断をする上で的確かつ迅速に
決断できることでしょう。

少人数でマーケティング活動から営業まで実施している企業にとって、
このように「一人何役も果たすツール」は、あなたにとって非常に優秀なビジネスパートナー
にもなり得ます。

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Yuki Kawabuchi
Marketing DirectorZENoffice株式会社
マーケティング施策を包括的に把握した中で、戦略設計からコミュニケーション企画まで全体設計及び施策運用支援をご提供。 株式会社セールスフォース・ドットコム認定MarketingCloudコンサルタント、認定pardotコンサルタント、認定sales cloudコンサルタント。
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