モバイルマーケティングに最適化したSEO
インターン生の平です。
今回は、著しく進化するモバイルマーケティングについて調べてみました。
スマートフォンの立ち位置
How Mobile is Changing the Role of Marketing Research
この記事は2014年に更新されています。
3年前の記事になりますが、この記事にはモバイルマーケティングの変化が書かれています。
簡単にまとめると、
- スマートフォンをただの1つのプラットフォームとして扱うだけでなく”即時性と多能性”に注目すべき(GPS、カメラ、ボイスレコーダー、移動感知アプリ、Apple PayやGoogleウォレット等)
- アメリカでは当時デジタル広告の51%(約$100billion)がスマートフォンに費やされていた
- オンラインとオフラインの活動を追うことができるスマートフォンは消費者行動理解のための情報をインプットすることができる
- CMOと営業にとって新しいデジタルマーケティングの環境が必要になる
- ビックデータのより深い知識とモバイルマーケティングに強い会社との繋がりが必要になる
(拙訳)
このように、スマートフォンのマーケティングにおける立ち位置はどんどん変化してきています。新しく展開されるスマートフォンの機能をいち早く分析し、Webマーケティングをモバイル向けに進めていくことの必要性がこの記事を読んでわかると思います。
How Does Technology Change the Way Marketers Measure Outcomes?
https://www.ama.org/publications/MarketingNews/Pages/how-technology-has-changed-marketing-roi.aspx
2017年11月に更新されたこの記事によると、
Facebookは5年前にはほぼ存在しなかったモバイル広告の分野をリードしている。
一方、Appleはスマートフォンの拡張現実感に大きな投資を行う姿勢を見せている。この動きは需要を刺激するだけでなく、マーケティング担当者にとって広告、販売、顧客管理アプリもさらなる変化をもたらすはずである。
(拙訳)
この情報から、これからの時代ではパソコンのインターネットでの「AISAS」から携帯ならではの衝動的消費「DSMA」に注目してマーケティングを行うことによって、より高いROIが見込めることは間違い無いでしょう。
「DSMA」の場合、PCと違ってSearchからの多数のサイトを比較しにくいため、検索対策に力を入れます。しかし、携帯の検索エンジンはまだ進化の途上にあるため、SEOに力を入れるというよりは、ジャンル特化型検索サイトの利用が効果的だと言われています。
とはいっても、これからの時代モバイルに特化したSEOを行うことは避けて通れない道であると思われます。
モバイルに最適化したSEOのポイントは
・ウェブサイトをモバイルフレンドリーにする
1、ウェブサイトをモバイル仕様にレイアウトを調整すること
2、デバイスのタイプに基づいて、URLに適切なコンテンツをロードすること
3、モバイルユーザー用のサブドメインを作成すること
・コンテンツの最適化
1、モバイルデバイスの画面は通常のコンピュータやラップトップ画面よりも劇的に小さいこと
2、キーパッドが小さいので、検索語数が短くなる可能性があること
この2点に注意モバイルユーザーのウェブサイトの使い勝手を最適化する
・モバイル広告で宣伝
実際にモバイル検索を行うと、購入関連のコンバージョンの55%が1時間以内に発生することがわかっている
・読み込み速度
モバイルユーザーの57%が読み込みが遅いモバイルウェブサイトの企業推奨しないことがわかっている
Marketo Best Practices for Mobile SEOより引用
https://blog.marketo.com/2014/10/best-practices-for-mobile-seo.html
私自身、最近SEOについて勉強させていただいていますが、モバイルSEOについての理解を深め、積極的に取り組んでいくこと、モバイルSEOに強みを持つ企業に着目していくことが競合との差別化になることは間違い無いでしょう。
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