大学生でもわかる!ABMツール
ABMおもしろツール発見隊
はじめまして。インターン生の平です。現在大学3年生の就活生です。
1か月前にインターン生としてZen officeに来てから、BtoBビジネスについて1から勉強させてもらってます。(BtoBという言葉を知ったのも半年前くらいです)
そんな私ですがこの会社に来てはじめてBtoBマーケティングの世界ではMAの次にABMがくるということを知りました。
とはいったものの、ABMの定義自体ががよく理解できず、
とりあえずABMのサービスを漁っているうちに、私のレベルでも親しみが持てる一風かわったおもしろそうなものを見つけました。
!?ABMやのにイベント?という感じですが、サイト自体がtoBというよりtoCといった感じの雰囲気…これは気になる!と、いうことで、調べてみました。
1、イベントの種類
使って見ると、地域、カテゴリ、日時でイベントを検索できるようになってます。
地域を「東京」にカテゴリを「Parties」にして検索してみるとこんなイベントが…!
Hertford reunion in Tokyo
シンガポールの大学同窓会 週末に合わせて、アジア全域で行われる一連のイベントの一部。ヘルツフォード人とそのゲストを東京で集め、夕食に招待します。
普通に食事会するみたいです。登録したら誰でも参加できます。
本当にイベントするんですね(笑)
他にも「Sports」のカテゴリをクリックすると…
英語でヨガ
外国講師のヨガクラスを受けたいが、英語がわからないという方向け。ニューヨークやニュージャージーで5年間ヨガを学び500時間指導者コースを修了した講師が実際ヨガクラスで使われる英語の身体部位やキューを開設後、一時間のフルヨガクラスをガイドします。
こんなイベントもあるんですね!
個人的に最近背中のこりが酷くて…ヨガでもしたいなー、と思ってたところなのでこんな気軽に大阪のヨガワークショップを見つけることができるということにテンションが上がりました。無料のクラスもあるみたいです。
オフィスのデスクワークで身体バキバキな皆さん、Event briteでヨガでも、どうでしょうか?
他にも、音楽ライブ、商業フェアなど…これのどこがABMなんやろう?
2、サービスの内容
実はこのサービスはベントを計画、推進、管理することが主な目的のようです。
- Salesforce、Zoho、Pardot、Eloqua、Batchbook、Microsoft Dynamics、Kindful、Raiser’s Edgeなどの連絡先を統合
- サービス自体を使用している役5000万人のユーザーから出席者のリストを作成してイベントのメールを送信
- ユーザーは自分のエリアのイベントを見つけて登録すると、招待状を受信するようになる
- 招待状の内容を簡単に追跡して、効果的なものと効果のないものを確認
- Googleアナリティクスアカウントを接続してイベントリストにアクセスしたユーザーを追跡
といった感じ。
確かにイベントを企画して1から集客するとなるとかなり厳しい。そこでこのEvent briteなら連絡先を統合できるため1から集客する必要がないというわけですね。
ABMというツール自体が既存顧客の中のビジネスチャンスを逃すことを防ぐので既存顧客を軸足に置いています。
Event brite自体も既存顧客から条件に合わせてイベントのメールを送信するということで、そういった意味ではABMとして分類されうるんですね。
他にも
- イベントページをデザイン
- 座席マップをカスタマイズ
- チケットオプションを追加
- フェイスブックやツイッターなど他のソーシャル・ネットワーク・サービスと連携させイベントの宣伝
- オンライン決済でチケットを販売
- チケットの販売状況を端末で確認
- バーコードを使ってチェックインとスキャンを簡易化
- リアルタイムで出欠状況を確認
等のサービスがあり、イベントをスムーズに行えること間違いなし!
3、ABMとしての利用法
実はこのサイトには、ビジネスイベントも多数掲載されているんですね。
Event Marketing School [Virtual Summit]
イベントでトップ30のイベントプロデューサーと成長マーケティング担当者がイベントでビジネスを成長させるための最高の方法を教えてくれます。顧客を獲得して関与させる最速のやり方を見つけてROIを10倍にします。
2 Days Design Thinking Workshop In Tokyo
IDEOやスタンフォード大学のDスクールのようなデザイン会社によって広く推薦されたDesign Thinkingは今日のビジネスの世界で普及しているツールです。このコースではDesign Thinkingの事例研究から組織のすべての機能を連携させる新しい方法を開発します。
などなど…
ビジネスイベントを企画して気になる企業のアカウントにアプローチをかけると、実際に会って商談することができるかもしれません。
まとめ
1、MAは新規顧客とのトリガーになるもの、ABMは既存顧客とのビジネスチャンスを逃さないものである
2、Event briteはtoC、toB両方に使える
3、連絡先を統合するのでイベント集客のリスクを減らすことができる
4、イベントの企画・推進・管理がスムーズになる
5、ビジネスイベントが多く、使い方によってはABMとしての利用もできる
インターンを通して…
今は、簡単な資料の作成をお手伝いさせていただきつつ、用語の意味を覚えたり、マーケティングの仕組みを理解していっています。
最初は「何言ってるのか全然わからない」と、頭を悩ませていましたが、我慢して続けていると、少しずつ頭に入ってくるようになりました。
この会社に来て一番の気づきは「デジタルマーケティング分野は日本の企業は海外に比べて遅れをとっていること」です。(Google Analytics など分析ツールの仕組みもここにきて初めて知った私が言うのもなんですが)
デジタルマーケティング用語にも慣れてくると、就職活動を通して企業研究しているときでさえ、企業に対して「もっとこんなサービスを導入したらいいのに」と考えるように。
「知っているけど導入していない」のではなくて、そもそも「仕組み自体が難しいので手をつけていない企業が多い」ということに気づき、日本企業全体で成長の余地がかなりあることはかなり驚きでした。
特にABMのサービスは、調べているとまだほぼ海外のサイトしかなく、「自分が勉強していることは、もしかすると外を歩いている社会人の人より最先端のことではないのか」と、ワクワクしました。
デジタルは業種に関わらず、効率化を図るためにとても有効です。そういった意味では、どんな業種であったとしても「デジタルに強い企業」がこれから力をもっていくのだと思います。
強くなっていくだけではなく、最近言われている「ブラック企業」問題も、今まで人がしていた業務を機械化したり、業務の中でだぶっていた無駄な部分をはぶくこと、また、社内共有のスピードを上げることで、もしかすると解消できるのかもしれない、と感じました。私自身、業務量は変わらないはずなのにどうやって「ブラック企業」問題を解消していくのだろう、と疑問に思っていたところだったので。
こういったように、デジタル分野には様々な可能性があります。最初は少し我慢が必要ですが(笑)「新しいことにチャレンジする姿勢」は、企業を、日本の社会を、前に進ませてくれると思います。
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