リードの整理とコンテンツクリーンアップでマーケティング効率向上

Yuki Kawabuchi • 2016-05-17

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リードの整理とコンテンツクリーンアップでマーケティング効率向上

マーケティング活動を行う中で、リード(見込客)が増え続けるにつれて
データベースの情報が古くなったり、見込客のニーズに合わない情報提供を継続してしまう、
といったことが起こり得ます。

これに関しては、どのマーケティングツール等を使っていても共通することかと思いますが、
今回はpardotを例に書きます。

リストやコンテンツの整理は、当然のことと思われるかもしれませんが、
案外忙しさゆえに放置されていたりするケースもあるようですから、
再確認やチェックリストといった意味でもご覧いただければと思います。

例えば、メールアドレスの更新が行われないまま放置してしまうことでメールの到達率は
低くなり、時間をかけて作成したコンテンツが届かないまま終わってしまったり、
最悪のパターンとしては、到達しないメールアドレスが増えすぎることで
メール配信がストップしてしまうといったこともあります。

また、コンテンツに関しても、PADCAを回していく上で常に最新の情報を提供できるように
改善、更新を繰り返していることと思います。

改善を加えた際には、「変更した結果どうだったか」を定量、定性的にチェックし、
古くなったコンテンツは一旦「RecycleBin」に入れましょう。

定期的な見込客データベースの見直しとコンテンツの整理を行うことで、
より効率的なマーケティング活動へと繋がります。

整理することなく膨張しすぎたデータベースはあなたのマーケティング活動の
時間を無駄にしてしまうかもしれませんので、具体的な整理方法を以下に記載します。

Prospects(見込客)情報の整理

●Prospectsが作成された日と「アクティブ履歴」のチェック

Prospectsを作成してから一定の年月が経過しても、全くアクティブ活動のない見込客は
一旦RycycleBinに入れることも検討しましょう。
これに関しては、どの程度の年月でその判断をするかを社内で決めておきましょう。
(もちろん条件さえ決まれば、あとはAutomationRuleなどで一括操作が可能です。)

ただし、ここで注意したいのが、あなたの会社の製品・サービスに完全に興味がないのか、
もしくは複数の製品やサービスがある場合には、「他の製品・サービスには興味がある」かの
見極め方です。

これに関する一つの対策としては、「ドリッププログラム」の活用です。
メールリンクのクリック有無によって、「別の案内コンテンツを送る」、
「別のドリッププログラムリストへ移す」などの施策を一度実施してみます。

これらを実施した上で、見込みの有り無しを判断するのも良いでしょう。

ちなみに、もしRecycleBinに入れた見込客から何かしらのアクションがあった際には
通常のProspects一覧に自動的に復活されますのでご安心ください。
●Email送信可否チェック

メールアドレスの入力ミスなど、配信前に確認できればベストですが、大量のリストが
ある場合はそうもいきません。
まず、一度配信してエラーになったProspectsに関しては、
「ハードバウンス」(※メールアドレス違いやアドレスが無効など)
なのか「ソフトバウンス」(※一時的にメール受信BOXがいっぱいなど)なのかを
確認しましょう。

ハードバウンスであれば、それらのProspectsは一旦メール不可リストとして
「リスト化」しておくと、後でアドレスのチェックがしやすいだけでなく、
次回配信するリストからそれらを除外するのが簡単になります。

 

コンテンツの整理

●セグメントの分類チェック

これは見込客の整理にも言えることですが、pardotで作成したセグメントリストは、
業種別やエリア別、アクティブ状況別、興味分野別など、会社によって
様々な分け方をされているかと思いますが、それらの分類が適切かどうか。

はじめに決めたセグメントに基いて運用していく中で、分類自体が適切でないのでは?
といった仮説が出てきた際にはセグメントのルール変更も検討していきましょう。
●メールコンテンツ、ランディングページコンテンツ整理

メールコンテンツに関しては、A/Bテスト、ランディングページに関しては
多変量テストなどで効果を測っている方もいらっしゃるかと思いますが、
その際に、効果が低かった方のコンテンツに対して、
「tag」付けをしておき、一定の期間が過ぎたらRecycleBinへ。のようなルールを
決めておくと管理がしやすくなるでしょう。

上記内容をふまえた上で、フォロー対象とならないProspectsが増え続けると
本来フォローすべきProspectsの情報が探しにくくなったり、効果検証をする上でも
データの信憑性に影響が出る可能性もあります。

そうなると、次に「コンテンツ制作」にも影響が出ます。基本的には
見込客の行動状況に合わせてコンテンツを修正したり適切なコンテンツを新たに
作ることになるかと思いますが、万が一、Prospectsの興味分野が変わっているにも関わらず
そのまま放置されたままになっていると、見込客の期待に応えるコンテンツを
提供できなくなってしまいます。

増え続ける見込客と変化の激しい顧客ニーズにスピーディーに対応していくためには
今回書いたようなメンテナンスが非常に重要です。

ぜひメンテナンスルールなども社内で定めてみてはいかがでしょうか。

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Yuki Kawabuchi
Marketing DirectorZENoffice株式会社
マーケティング施策を包括的に把握した中で、戦略設計からコミュニケーション企画まで全体設計及び施策運用支援をご提供。 株式会社セールスフォース・ドットコム認定MarketingCloudコンサルタント、認定pardotコンサルタント、認定sales cloudコンサルタント。
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