pardotを使い倒そう④ 見込客のインポートをスムーズに実施するには

Yuki Kawabuchi • 2016-05-17

pexels-photo2

pardotを使い倒そう④見込客のインポートをスムーズに実施するには

pardotを活用する中で、Prospects(見込客)データを
まとめてインポートしたい時がありますよね。
例えば展示会やイベント後、または既存顧客で登録されず眠っている名刺など・・・

そんな時にpardotではcsvでデータのインポートができるのですが、
文字コードなど、少し気を付けなければいけない点がありますので、
スムーズにインポートできるように書き留めておきます。

1.インポート予定のcsvデータの整備

まずはインポートしたい見込客のデータをcsvで準備します。
ここで注意すべきポイントは、先頭行の値です。

姓、名、メールアドレスなど、pardotでデフォルト及びカスタムフィールドで
事前に定義された項目を、定義したフィールド名で入力してください。

csvの先頭行イメージ

import1

pardotで事前に定義したフィールド名

import3
例えば、姓は「last_name」、名は「first_name」、郵便番号は「zip」
などといった具合です。

メールアドレスはpardotにおいて必須になりますので、こちらも入力忘れのないように
ご注意ください。

全てのデータ入力が完了しましたら、次は「文字コードの変更」です。

おそらく作成されたcsvはShift_JISなどになっているかと思います。

pardotにインポートするには、「UTF-8」に変換する必要があります。

これには色々方法はあるかと思いますが、私は「Openoffice」を使って変換します。

無料で使えますし個人的にはとても簡単に変換できてラクです。

Openofficeの表計算ドキュメントを開きます。
先程用意したcsvの内容を全コピーし、Openofficeに貼り付けます。

「名前を付けて保存」→ファイルの種類はテキストcsvを選択
→文字コードを選択できます→「UTF-8」を選択して保存。

これでUTF-8のcsvデータが完成。

※csvファイルはファイルごとに100MBに制限されていますので、大量のデータを
インポートされる方はご注意ください。

2.pardotにインポート

import2

Admin>Import>Prospects

+UploadFileボタンを押す、もしくはファイルをドラッグ&ドロップで
置きます。

先程作成したcsvデータを選択し、「compliance」内容を確認してチェックをつけます。

次に進むと、データが自動的にマッピングされた確認画面が出ますので、
見出しと内容が一致しているかチェック。

「HeaderRow」が見出し行、「FirstRow」が見出しのすぐ下の行の内容(データの先頭行)
「Field」はpardot内の項目名です。

割り当てられたユーザーがある場合、csvデータ内に、
「user」の見出しでユーザーのメールアドレスが入っている必要があります。

こちらは「Assign to User」にマッピングされるようにしてください。

すべて、あなたが意図しているものになっているかをご確認ください。

特にFieldの部分で「Do not import」になっているところは、
インポートが必要な場合、自身で項目を選択する必要がありますのでご注意ください。

また、「OverWrite」のチェックは、pardotに既にデータがある場合に
上書きするかどうかのチェックのため、上書きしてよければチェックを入れてください。

全て確認がとれたら、次に進みます。

紐付けたいキャンペーンを選択してください。既に作成しているキャンペーンではなく
新規でキャンペーンを作成したい場合は、「+Create a new Campaign」から作成してください。

※ここで、オプションとして2つあります。

・既存の見込客を上書きする際に、「キャンペーン」は変更しない。(推奨オプション)

・今回のcsvのデータすべてにこのキャンペーンを設定(新規も既存も)

tag付けしたい場合はTagsの欄に入力。

import-campaign

次に進みます。

必要に応じて選択してください。

・インポートする見込客を「リスト」に追加する。
(リストは後ほど選択できます)

・インポートする見込客を「リスト」から削除します。

・インポートする見込客のメールをオプトアウトします。

・リストには入れないでインポートする。

●インポート中に、RecycleBinから該当する見込客データが見つかった場合、
復元したい場合は一番下のチェックボックスにチェックを入れてください。

import4

次の画面で、任意で追加したいリストを選択もしくは新規作成。

最後に確認画面が出てきますので、最終確認し、「Confirm&Save」を
押してください。

インポートには少し時間がかかります。

(補足)

・インポートデータを、pardotのフィールドにある項目にマッピングする際、
見込客の「キャンペーン」を除いて既存のデータは上書きされますが、
もしpardotのカスタムフィールドで’Record and Display Multiple Responses’の
設定をされている場合は、上書きではなく、値が「追加」されます。

・すべて大文字のメールアドレスがある場合はインポートしないでください。スパムとして
フラグ付けされる可能性が高いです。(他のフィールドも同様です。)

・日付をインポートする際は、「YYYY-MM-DD」の形式にしてください。

・値に余計なスペースなどが入っていないか確認しましょう。

基本的にはこのような流れでインポートしますが、うまくいかないケースも出てくるかと
思います。
その場合は、インポート履歴などチェックしていただきながら、
csvに入っているデータの形式等再度見直してみましょう。

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Yuki Kawabuchi
Marketing DirectorZENoffice株式会社
マーケティング施策を包括的に把握した中で、戦略設計からコミュニケーション企画まで全体設計及び施策運用支援をご提供。 株式会社セールスフォース・ドットコム認定MarketingCloudコンサルタント、認定pardotコンサルタント、認定sales cloudコンサルタント。
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