pardotを自社で導入設定してみよう~初期設定基本チェックリスト~

Yuki Kawabuchi • 2016-04-30

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pardotを自社で導入設定してみよう~初期設定基本チェックリスト~

マーケティングオートメーションpardotを導入してみたものの自社で設定方法が
わからない、またはこれから導入してみようと検討しているけど、誰がどうやって
やるの?といった疑問や不安がある方にとって少しでも参考になるように
pardotを自社で導入設計を完成させるための基本チェックリストを書きます。

こちらの記事では、「設定項目って何があるの?」といったことが簡単に
わかるよう、ひとまず項目をリスト化しています。

(もちろん設定はこれだけで完璧!というわけにはいきませんが、はじめに
押さえておいた方が良いであろう内容をピックアップして記載しております。)

テクニカルセットアップ(システム管理者の方が設定してください)

●pardotのトラッキングコードを埋め込む

pardotにてあなたが使用しているアカウントのトラッキングコードを取得することが
できます。
pardotで計測したいサイトの「すべてのページ」に埋め込んでください。
※<body>タグ内に入れてください。

●トラッカードメイン設定(CNAME設定)
pardotにて利用するサブドメインを決定し、あなたの会社のDNSサーバーにて設定
これによって、ランディングページなどのドメインを自社ドメインで表示させることが
可能です。
(例)ドメイン:www.zenoffice.co.jp ⇒ www2.zenoffice.co.jp
※設定していないと、pardotで作成したランディングページなどはpardotドメインになります。

●メール認証DNS設定
SPFレコード・DKIM・IPホワイトリストの設定
これによって、スパムや偽装メールと認識されることを防止します。

SPF・DKIM参考
http://help.pardot.com/customer/en/portal/articles/2126811-adding-spf-and-domainkeys-to-your-dns?b_id=11139

ホワイトリスト参考
http://help.pardot.com/customer/en/portal/articles/2125921-why-did-a-test-email-to-myself-result-in-a-hard-bounce-?b_id=11139

●CRMとコネクト
Salesforce, SugarCRM, Microsoft Dynamics CRM, NetSuiteを使われている場合は
シームレスに連携可能です。
その他のCRMを自動連携させるためにはpardotAPIをご利用ください。

コネクトに関しては利用されているCRM環境によって設定が大きく異なるケースがありますので
今回の記事では割愛します。

salesforceとの連携については、ひとまずこちらをご参照ください。
http://help.pardot.com/customer/portal/articles/2127270-salesforce-connector-overview

※まずはsalesforceのsandboxと繋いでみてテストした上で本番環境と接続することをお勧めします。

pardotAPI参考
http://developer.pardot.com/
●pardotユーザー登録
pardotを使用する方をpardotユーザーとして登録
※salesforceと同期している場合はsalesforceユーザーと合わせる

登録の際に、ユーザーのロールも設定。
(システム管理者、マーケティングユーザー、営業、営業マネージャーの4タイプから選択)

Prospectsのカスタム項目作成

名前欄や住所などデフォルト項目の確認及び、「カスタム項目」として
あなたの会社でマーケティング上管理している必要な項目を入力するフィールドを作成
(※必要に応じてCRMとも同期しましょう)

メールの設定

●配信停止ページとEmail PreferenceCenterページの設定

●Emailテンプレートの作成
HTML、テキストメールの両方を作成(※HTMLで作成⇒テキストメール自動同期作成可能)

●Emailを送る対象となるリストをセグメントし作成

●メールの送信テスト(Email作成画面からテスト送信可能)

●IPのウォーミング(メール送信可能な見込客リストが10,000件を超える場合に実施)
急に新規もしくはコールドのIPアドレスから大量のメールを配信する際には
IPアドレスの信頼を得ることが必要です。つまり、一度に全員に配信するのではなく、
何度かに分けて配信するようにしましょう。

参考
http://help.pardot.com/customer/en/portal/articles/2128627-warming-your-ip-address?b_id=11139

フォームとランディングページ作成

●あなたのサイトに合ったフォームを作成
pardotフォームを使用する、もしくは既存のフォームを活かしたい場合は
フォームハンドラーを使用

●フォームをあなたのサイトに設置
各ページからの導線を用意
※pardotフォームを使う場合は、グローバルナビやその他お問合せボタンの
リンク先を作成したフォームURLへ変更

●pardotランディングページ用のフォームを作成
極力入力項目を減らし、フォーム送信のハードルを下げることがポイントです。

●ランディングページ作成
必ず必要というわけではありませんが、ランディングページを活用することで
見込客の獲得に繋げやすくなります。

リードクオリフィケーション

スコアとグレード設定

(別記事にて活用方法をご紹介しております。)

 

見込客のデータインポート

既にもっている見込客データをcsvにてpardotに一括インポートが可能です。
こちらを実施しておくと、休眠顧客活性などの施策が打ちやすくなりますので
ぜひ活用しましょう。

自動化ルール

営業担当へ通知する設定やリストに追加、タグの追加、メールの送信など
予め設計した戦略に基いて設定

コンテンツ

●ファイルアップロード
ランディングページなどからダウンロードしてもらうためのPDFドキュメントや
その他画像データなどをアップロード。
●(pardotライセンスがPro以上)ダイナミックコンテンツ
見込客によってコンテンツを出し分けるためのコンテンツ準備と
誰に何を見せるかの設定。
●カスタムリダイレクト
キャンペーン(マーケティング施策)ごとに効果を計測しやすくするために
オリジナルURLを作成。(メールやSNSなどに記載するリンク先をこのURLにすることで
どこを経由してコンバージョンしたか、などが把握できる。)

その他

●ソーシャルメッセージ
Linkedin、Twitter、Facebookとコネクトすることでpardot上で投稿や反応確認が
可能。
●ページアクション
あなたのWEBサイトで、特に強化して計測したいページがあれば、
そのページを見た場合にスコアを加点したり担当に追加、リストに追加など
ページに対するアクションの設定が可能。

●GoogleAdwords、GoogleAnalyticsコネクト
これらを使用している場合はコネクトすることで、より効果測定がしやすくなります。
※AdwordsコネクトはpardotライセンスPro以上で使用可能

以上、まず最低限設定しておくことをお勧めしたい項目を書かせていただきました。

もちろんあなたの会社にとって必要ないものは省略してください。

詳細の設定方法は別記事でご紹介、もしくはわかりやすいHelpページをご紹介したりしていきます。

また、pardot導入や定着化運用・活用に関してサポートが必要な場合は
お気軽にお問合せください。

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Yuki Kawabuchi
Marketing DirectorZENoffice株式会社
マーケティング施策を包括的に把握した中で、戦略設計からコミュニケーション企画まで全体設計及び施策運用支援をご提供。 株式会社セールスフォース・ドットコム認定MarketingCloudコンサルタント、認定pardotコンサルタント、認定sales cloudコンサルタント。

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